昨今はいつ、どこで大型地震が来てもおかしくない情勢です。また、一度の地震だけでなく、複数回の揺れについても耐える構造が求められています。従来の筋交いだけでは、いくら高性能な金物で固めても地震の際に接合部が破断して複数回の地震には耐えられないと考えます。
弊社では既存の筋交いだけではなく、建物の外面全体を構造合板でモノコック状に固める方法を採用しております。窓の上下部分は計算に入れず壁量の算定をしているため、実際は数値以上の耐力があります。
敷地の立地によって使う種類は変わりますが、耐力と同じく透湿性能も重視しております。壁内で湿度が高まっても透湿性能が高い面材から外壁側に湿気が抜け、外部の通気部分に放出することで壁内結露を防止します。
また、予算に応じて制振ダンパーも設置します。1万円~×建坪となりますが、より建物の揺れを抑えることができます。